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2004-11-08

コメント

ばべる

緊急展開がEU軍の事実上の主任務になるずっと前から、フランス軍はどちらかと言うと野戦での打撃力よりも、世界中に散らばる権益と植民地防護のための軽装備の機動部隊の整備に力を入れてきたわけで。

しかも象牙海岸の場合、2002年に相当激しい戦闘が繰り広げられ記憶はまだ新しく、2003年5月の休戦も政府軍と叛乱軍の間に文字通り割って入ったフランス軍の威力があったればこそ結ばれたもので、フランス政府は依然として高度の戦時態勢をとり続けていたと思われます。増援部隊第一波は本国からではなく、ガボン駐剳部隊(800名)から抽出されたものです。

フランス空軍の反撃でSU-25×2、ヘリ×5が破壊され、象牙海岸政府軍の航空戦力はほぼ全滅。続く増派計画は、
●ガボンのリーヴルヴィルから民間機で300名(恐らく空挺部隊)を象牙海岸に輸送
●ミラージュ2000×3をリーヴルヴィルに移動
●本国イストレから憲兵隊300名を象牙海岸に輸送

もし状況がさらに悪化した場合には、2002年12月の同規模の増派計画をなぞって、恐らくまず、
●本国から300名規模の機械化部隊を海輸
することになろうかと思われます。

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