Sankei Web「中国原潜、領海侵犯は意図的 日米に対抗、実戦的訓練」より。
海上自衛隊は二日間、一度も原潜を見失わなかったが、米海軍ではできなかった可能性を指摘する関係者もいる。米海軍の場合、浅い海域でも、集音マイク型のソナーで潜水艦の原子炉音を拾うことはできるが、居場所を点として特定できない。
本当かなあ?
冷戦終結後、浅海での対潜水艦戦について米海軍は注力していたはず。
たしかに海上自衛隊の対潜能力は高いレベルにあるが、米海軍を上回る練度・能力を持っていると考えるのはどうだろう。
アメリカが「捕捉していた」と表明しないからといって、それを素直に信じてしまうのは無邪気に過ぎるのではないか。
何らかの意図の下に流されたリーク情報を無批判にまるごと乗せている予感。米=パッシヴ、日=アクティヴという図式だけで、この文章が十分に怪しいことが分かります。
海自のソーナーマンの技能と練度の高さには同意しますが、冷戦終結以来十余年、通常動力潜との戦いに注力し続けてきた米海軍の沿海戦能力がそんなに低いはずがありません(w
ましてや相手は骨董品の原潜。
いちばん恐ろしい敵はキロ型でしょう…
投稿情報: ばべる | 2004-12-20 17:58