東京新聞より。
会見で沢田市長は、同基地に配備されている重油を燃料とする空母「キティホーク」の二〇〇八年の退役後について「通常型を配備するよう米国に申し入れ、あらゆる手段を講じてほしいと(昨年四月に)外務省に要望してある。この考えに変わりはなく、(政府と)既に話をしたこともあるし、機会があれば米国大使館も含めて話をしたい」と、通常型の継続配備実現を強く働き掛ける意向を示した。
二隻ある通常型空母のうち、一八年まで稼働させる計画だったもう一隻の「ジョン・F・ケネディ(JFK)」を年内に前倒し退役させることに「想定外で、夢にも思っていなかった。愉快ではない」と論評した。
仮にJFKを持ってきても、せいぜいあと13年か。アメリカ海軍が今後通常動力型空母を建造するとも思えない以上、なんらかの決断をすべき時期ではある。
素直に原子力空母を受け入れるという手もあるし、トランスフォーメーションの一環として空母はグアムかハワイあたりまで後退してもらうという手もある。
通常動力型空母を日本の予算で建造して、アメリカにリースするという手もなくはない。金はアホほど飛んでいくだろうが、「いつか日本も正規空母を」と妄想するヲタ(わしもおそらく含まれる)は少しばかり喜ぶだろう。
いずれの手を選ぶにせよ、メリットだけを得られるとは考えられない。
であれば、日本の防衛政策について国民が十分議論し、決断すべきだ。
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