中日新聞「身障男性、遊具で転落死 お台場の娯楽施設でベルトせず」より。
アトラクションの座席には上から下ろして肩と胴回りを固定する電動のバーと、腰のベルトの二つの安全装置があった。坪内さんは大柄で太っていて安全ベルトが締まらず、係員が無線で責任者に相談し、責任者は安全バーだけの運行を了承していたという。警視庁捜査一課と東京水上署は、業務上過失致死の疑いで施設の関係者から事情を聴いている。
坪内さんは両足が不自由で、男女二人の介護士に付き添われ車いすで遊びに来ていた。
おそらく、誰もが善意だったのだろう。
東武線の手動踏み切りにからんだ事故も、やはりそれぞれが善意に基づいた行動をした結果だったのだろう。
善意に基づく、ちょっとした規則の無視。
しかし、大半のルールにはそれが必要とされた理由がある。
えてして、それらの理由は説明されず、また説明されてもわかりづらい。
理由を理解せぬままに「ちょっとした善意」でルールを無視する。
陥りがちな過ちゆえ、自戒として。
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