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中日新聞より。
10日発売の米誌ニューズウィークは、シリアからイラクに越境して活動をしているとされる武装勢力を掃討するため、米軍がシリア領内での軍事作戦を検討したが、ライス米国務長官が反対し見送られたと報じた。
ベトナム戦争時のラオスやカンボジアと同じ扱いかねえ。 だが、こうして報道「させた」のはどういう意味なのだろう。シリアをはじめとする近隣諸国に自粛を促すのが狙いなのか?
国内に厭戦気分が高まりつつあることを鑑みると、逆に強硬派を牽制するために国務省がリークしたのではないかと想像。
基本に戻ってゲリラ戦3則からイラクの状況を考えてみると、 1:住民の支持の打破:手遅れ。いつもの如く。 2:補給の破壊:手遅れ。旧政権崩壊直後に武器弾薬の確保を徹底しなかったのは致命的失策。 3:聖域:長大なイランとシリア国境線
なので、シリアへの越境攻撃という案が出てくるのは軍事的にはむしろ必然でしょう。 捜索掃討の容易な砂漠であるシリア側の聖域に比べ、古代から山賊の巣窟として知られるザグロス山脈を抱えるイラン側の聖域の破壊は遥かに困難なことが予想されるので、政治的問題を考慮しなくて済むとしても、イラン攻撃は当面行われないものと考えます。
投稿情報: ばべる | 2005-10-11 18:03
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国内に厭戦気分が高まりつつあることを鑑みると、逆に強硬派を牽制するために国務省がリークしたのではないかと想像。
基本に戻ってゲリラ戦3則からイラクの状況を考えてみると、
1:住民の支持の打破:手遅れ。いつもの如く。
2:補給の破壊:手遅れ。旧政権崩壊直後に武器弾薬の確保を徹底しなかったのは致命的失策。
3:聖域:長大なイランとシリア国境線
なので、シリアへの越境攻撃という案が出てくるのは軍事的にはむしろ必然でしょう。
捜索掃討の容易な砂漠であるシリア側の聖域に比べ、古代から山賊の巣窟として知られるザグロス山脈を抱えるイラン側の聖域の破壊は遥かに困難なことが予想されるので、政治的問題を考慮しなくて済むとしても、イラン攻撃は当面行われないものと考えます。
投稿情報: ばべる | 2005-10-11 18:03