Sankei Webより。
エアバス社との間ではA320の組み立て工場建設の可能性も含む中仏協力議定書にも調印。エアバスは最終決定は半年後に行うとしているものの、温首相は「航空産業における中仏協力は航空機購入に制限されず、技術的・開発的協力を含む」と指摘しており、フランスはエアバス150機購入と引き換えに基幹産業の航空機の技術をはじめ、いくつかの“おまけ”まで付けた形だ。
フランスをはじめとする欧州にとって、中国とその周辺諸国は「はるかかなた」なのだろう。でなければ、こんな近視眼じみた行為はすまい。いくら彼らが民生用だと言っても、軍用への転換が容易なことは彼らとて十分知っているはずだ。
フランスは天安門事件に伴う対中武器禁輸措置の解除も推進しており、政財界指導層の“商売第一主義”に対しては、国民議会(下院)議員約100人が6日、「民主化に向け中国の進展を助成するために介入すべきだ」との声明を発表している。
まあこんなふうに指導層批判の動きもある訳だから、フランスそのものを批判したり軽蔑したりするのは不適切なのだろうが。
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