あれはどれほど前か。たしか「クレギオン#2イスフェルの地にて」準備中のことだったと思う。
私とみやかわ氏はネットワークRPGの意味について話していた。たしかもう一人いたはずだが、よく思い出せない(当時も今も、私は人を憶えるのが苦手だ)。
その中でみやかわ氏がたしかこんなことを言っていた。
「我々はプレイヤーが望む事柄すべてを描くことはできない。しかしそれでもネットワークRPGは意味がある。なぜか? それは『ネットワークRPGはプレイヤーキャラクターが住む世界を描く』からだ」
そのとき私は、「なぜ」との問いにすぐさま答えられなかった。それは今でも恥ずかしい話だ。そして、みやかわ氏が示した解答は今でも私のうちにある。
だからこそ「L&S」に参加しているし、新たな企画の検討にも加わっている。
「世界を描く」にあたって、ネットワークRPGほど適切な舞台はない。私は今でもそう確信しているし、その確信は日々強まっている。
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