Sankei Webより。
同論文は当時の日本領海侵入が中国海軍による意図的な行動だった可能性が強くなったとして、その理由について(1)中国の潜水艦群のその後の動きから、石垣島と宮古島の間の狭い水域は中国原潜の一貫した海底調査の主対象であり、問題の「漢」級も日本の領海にどこから侵入するのが容易かを調べるために実際に侵入した可能性が高くなった(2)「漢」級が所在を探知された日本領海の地点は完全な公海からは120キロも離れた水域だったため、「技術的ミス」での誤侵入を裏づけることは難しい(3)日本側が追尾中に確認した「漢」級原潜の艇長の東シナ海での操縦技術の水準はきわめて高く、間違った水域に侵入する可能性は少ない(4)当時、胡錦濤国家主席はこの原潜の日本領海侵入を知らなかった形跡もあり、政治指導層と軍部との不和が侵入の原因だった可能性もある-ことなどを指摘した。
ことに4が興味深い。日本は外交においてこのような情報を活かせないだろうか。
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