中日新聞より。
モンテネグロは1918年まで王国として存在しており、独立国の地位復活は約88年ぶり。セルビア共和国との国家連合が解消されたことで、かつて6つの共和国で構成した旧ユーゴスラビアは完全に解体した。
「民族自決」だの「一民族一国家」って言葉は耳には良く響くけど、本当にそんないいものなのか。「民族」という概念なんていくらでも創成できるし、それが一定のエリア全体を支配しているという仮定は例外を避けられぬ粗雑なルールだ。
チトーによる統一ユーゴスラビアは、新たな普遍的なルールを示せなかったのだろう。しかし彼の試みから、学ぶべき事はなかったのか。
もっと勉強がいるなあ。
ユーゴはチトーのカリスマでのみ統合されていた人工国家なので、彼の死後t、こうなることは多くの人々が予測していたように必然でした。たぶん、他にどうすることもできなかったでしょう。
>新たな普遍的なルール
それが反スターリン主義としての社会主義、いわゆるチトー主義に他なりませんでした。しかし皮肉なことにソ連が崩壊すると同時に、チトー主義も欧州の社会主義国家のひとつとして経済的かつ政治的に破綻しなければならなかったのです。
投稿情報: ばべる | 2006-06-05 05:26