CNET Japanより。
その主張がさまざまな議論を呼んできたMoore氏は2005年4月、米国議会の小委員会で次のように証言している。
(中略)
「米国が常に増大するエネルギー需要を満たそうとするなら、この国の原子力産業は活力を取り戻す必要があるし、成長の余地を与えられなくてはいけない」
大半の場合、電力はエネルギー源ではない。エネルギーの伝達手段である。しかも、その伝達効率は多くの人の想像よりも低い。
原子力発電所はたいてい、遠距離送電を前提として建設される。都市近辺では、事故対策や保安上の問題を無視できないからだ。
よって、原子力発電は生み出すエネルギーの割に効率が悪くならざるを得ない。
それでもあえて原子力発電を選ぶべきか。まあ「我が国も核武装したいから」とかの言いづらい理由があるのならそれはそれでいいだろう。
しかし少なくとも、環境保護や持続可能な開発を運動目的としている団体が主張すべきことがらではあるまい。核廃棄物の危険性が失われるまでの間、自分たちの共同体が封印を維持できるだけの勢力を維持できる保証はどこにもないのだから。
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