「新宗教―その行動と思想」 についてはいろいろ感じたのでメモ。
- 「神がかる」という記述が多数あるが、これは発狂とどう違うのか?
狸つきや狐つきとも区別されているが、どうもピンとこない。 - 新宗教が、これほど現世利益にこだわっているとは知らなかった。
その中で、絶対他力・来世主義の如来教(名古屋発祥!)は興味深い。また、この信仰が他の新宗教と比べてマイナーであることも。 - 今、現世利益をアピールするなら「ダイエットできる!」っつーのがいいかも。
- 著者の歴史観によって、概説書がこれほどまでに限定されることもある、というのはおもしろい。
- 明治から戦前・戦中の日本を「宗教国家」と見なすのは興味深い。
廃仏毀釈とかは知っていても、そういう見方はなかなかできないものだな、と反省。 - いわゆる「新々宗教」についても概観できると良いのだが。
コメント