立川キ94-I高々度戦闘機はハ211ルを串型に2基搭載した異色機。
だがその配置が非実用的と判断され、新たにハ219ルの単発として再設計された。その名はキ94-II。…って、そんなのありか?
三菱は雷電の試作後に、プロペラ延長軸を廃止して一般的なレイアウトに変更することを申し出たが、海軍に拒否されたという。キ94はエンジンを変更し、発動機数も変え、機体もほぼ完全に別設計となったのにプロジェクトとしては継続された訳だが、この差はいったいなんなのだろう。陸軍と海軍の違い? 負け戦で「なんでもあり」になった?
という訳で、昨日と違う自分を目指して朝っぱらから応用プログラム(ビリーバンド付き)を実施。えー、違うことは違うんですけど、あまり進歩にはなっていないような気がします、はい。
ご無沙汰しております。
わたしは専門家ではないし、あくまで後知恵の感想として書くのですが、一式戦~二式単戦~三式戦~四式戦~五式戦の系譜と、零戦~雷電~紫電~烈風の系譜を比べてみると、どうも前者の方が造兵当局からメーカーへの縛りが少なかったような気がします。
仕様に無理のない陸軍機の方が設計マージンに余裕がある(一式戦を除く)のは、その結果なのでしょうか?
ただ、造兵とメーカーと用兵の大局的な連携が最後まで取れなかったのは陸海軍いずれも同じで、中でも二式単戦と三式戦の改良に早くから着手していれば、B-29が大量に投入される1944年秋までは史実より善戦できたのではないかと考えます。
まあ、最後にものを言うのはエンジンなのですが…
投稿情報: ばべる | 2007-05-08 01:21
そういえば一昨年、キ-94の資料展が開かれましたが行き損ないました…
投稿情報: ばべる | 2007-05-08 01:29