世の中には「他では代替できない」ものがいくつもある。スーパーカブやM2重機関銃、Windowsもそうだろう(きもいマカーといえども、世界を目にすることだってある)。ロッキード・マーチンC-130<ハーキュリーズ>も、それらの中の一つだろう。
<ハーキュリーズ>は米軍初のターボプロップ輸送機として生まれた。太い胴体に高翼型式で、広く障害物のない収容スペースを確保。バルジに短い脚を収めて、地上姿勢を低くする。また、機体後部にランプを設けて荷役を容易にする。これらの巧みな設計が、<ハーキュリーズ>を輸送機の標準とした。
米軍は<ハーキュリーズ>を重用し、蓄えられた実績が世界60カ国以上にこれを採用せしめる。50年代に開発されたにもかかわらず今日も活躍しており、さらに発展型C-130J<ハーキュリーズ2>までが生産されている。
対抗馬はいるし、その中にはより優れた面を有するものもある。だが、「標準」となったという事実が世界に<ハーキュリーズ>を選択させる。
アナログな世界の話だが、これもまた「イノベイション」だったのだろう、と素人の私は思う。
いっぽうこっちはC-130X計画よろしく、なんとかへたった身体をアップデイトしようと腹筋プログラム。多少アップデイトしても、スタイルは<ハーキュリーズ>みたいに十年一日でなかなか変わらないね。
C-130Jとほぼ同じ技術を使っているエアバス社のA400Mが、二回りり大きなサイズで設計されたのは結果的に賢明だったの言えるのではないかと思います。
しかしそれでも市場は重なっているし、カナダやイタリアでの商戦ではC-130Jが早くもライバルを打ち破っていますね。
イギリス人は両方を調達していますが…
そしてC-XとA400Mがほぼ同級。
こちらもC-130Jとの関係が気になります。
投稿情報: ばべる | 2007-07-07 08:18
こんにちはです,ポスタル者です。C-130からみで記事を書きましたゆえ,トラックバック致しました。
なんとも人生ままならぬ日々がつづきますが,なんとか過ごしてまいりましょう。ええ,私もにっちもさっちもいきませんで…。
投稿情報: teiresias | 2007-07-26 20:50
ええと、ジェスハ? それともヤツセ?
いずれにせよ、ご無沙汰をしております。トラックバックもありがとう。
過ごしていけるかどうかは見えませんが、まあなんとかかんとか。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2007-07-28 09:36
は。ヤツセであります。まったくもってご無沙汰でして。
私もまぁ,確実な仕事をしていればいつかは…などと思っていましたが,現実はままならないというかなんでしてもいないことをしたことにされてそれをネタに罵倒されねばならんのかとかいえまあ。
はぁ。困ったものです。
投稿情報: teiresias@無職 | 2007-07-29 11:16