SdKfz139ことマーダー3は、私が最も好きなAFVの一つ。
プラガ38(t)をベースとした対戦車自走砲は3種類ある。うち、最も早期に生産されたのがSdKfz139だった。次いでSdKfz183対戦車自走砲H型、その後同じ車両番号のM型(こちらはマーダー3M型と呼ばれるようだ)が生産される。二つのSdKfz183はPaK40を主武装として搭載している。7.5cm、口径46のそれは、当然ながらドイツ製だ。
H型は38(t)の車台をほぼそのまま利用しており、武装を車体上部に設けたオープントップの戦闘室に備えている。対してM型は、38(t)の機関部を車体中央に移した車台を用いている。戦闘室は車体後部となり、安定性は向上し、車重も軽減されている。
これら二つとSdKfz139の最も大きな違いは、その主武装である。それはドイツ製ではなく、ソ連から鹵獲した7.62cm野砲(ドイツ呼称Pak36(r))だった。戦闘室はH型と同じく車体中央部に設けられているが、その形状は異なる。
私がSdKfz139を強く好むのは、その皮肉な出自からだ。ロシア製の砲とチェコ製の車体が組み合わせられた、ドイツ軍のAFV。しかもその主な戦場は東部戦線。優秀なアーリア人が東方の蛮族を倒すのに、その粗雑なはずの兵器を組み合わせて使うとは。まったく歴史は風刺に満ちている。
鬱でボコンボコン、明日のことなど考えようとすらしないワシがやるのも奇妙な話だな、と思いつつ今日は応用プログラム(ビリーバンド使用)。自分の未来についてまったくイメージできないというのに、なんでこんなことしているんだろうね?
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