SdKfz142は、日本では一般的に3号突撃砲と呼ばれる。「三突」と略されることも多い。
歩兵による攻撃を砲兵が直接火力支援できる、火力と機動力、そして装甲を併せ持つ車両として開発された。ベースには3号戦車が用いられている。「兵士の平均身長よりも低い全高」との要求に答えるため、24口径7.5cm砲を固定戦闘室に装備した。そのおかげで、全高はわずか1.95mに抑えられている。
3号突撃砲は歩兵直協に役立ったのみならず、その低い姿勢を活かして対戦車戦でも活躍した。東部戦線において有力な敵戦車があらわれたこともあり、SdKfz142は砲を48口径に長砲身化し、対戦車能力を強化したSdKfz142/1に進化する。戦車と異なり射界が狭く、視界も限定されるという欠点はあったが、待ち伏せ戦術などと組み合わされて敵を大いに苦しめた。
3号と同じ15トンクラスだった日本の97式中戦車は、97式改、1式を経て、90式野砲(75mm)ベースの戦車砲を搭載した3式中戦車へと進化する。だが、それは完全に戦機を失した進化だった。
もし早期に、3号突撃砲に倣う道を選んでいたらどうだったろうか? 必要な時期に(そこそこ)有力な対戦車能力を整備できた? 南方戦線では射界が限定される突撃砲(or駆逐戦車)は使えない?
まー、そんなつまらぬIFを考えるぐらいなら自分のボディこそ進化させろやってことで基本プログラム(ビリーバンド使用)。わしは全高は低いが、腰はちっとも低くないねー。
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