Ta152Hは第二次大戦ドイツ末期の戦闘機。「究極のレシプロ戦闘機」と評する人も多い。
Fw190DのエンジンをJumo213Aから213E(2段2速過給器付)に換装し、機首や主翼などを大きく引き延ばして高々度性能の強化を図った。このため、その姿はややアンバランスなほど細長い。
残念ながら完成した頃にはすでにドイツ第三帝国は崩壊の瀬戸際にあり、生産数は数十機にとどまった。
また、過給器やパワーブースターも使い物にならなかったとの説もある。仮にこの説が正しければ、Fw190Dよりも重い機体を似たようなエンジンで飛ばすのだから、それ以下の性能しか実際には出せなかったことになる(英空軍は『スピットファイヤMk.XIXより56km/hも遅い』としている)。
おまけにドイツ空軍の主力はジェット機になる「はず」だったので、量産時には高々度戦闘機ではなく、ジェット機離着陸時の上空カバーがその役割とされていた。であれば、あえてTa152を開発すべきではなかったかもしれない。
まあ、限られたリソースを適切に配分するってのは言うは易く行うは難しってやつだよな、と思いつつ応用プログラム(ビリーバンド使用)。
ブートキャンプに挑んだのは私としては良い決断だったと思うが、それを活かせなければドイツ空軍と同じ(またはそれ以下)だよなー、やっぱ。
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