DDG-168<たちかぜ>は海上自衛隊のミサイル護衛艦。<たちかぜ>型の1番艦だ。DDG-168<あまつかぜ>から10年以上すぎての、海上自衛隊2隻目のミサイル護衛艦となる。
軍艦というものは、1隻だけではスキル獲得・維持ぐらいの意味しかない。その意味で、<たちかぜ>は海上自衛隊が艦隊防空能力の整備に本腰をあげたことを示す艦だったのではないか。
排水量は<あまつかぜ>や<たかつき>型のおよそ3割増し、全体のバランスは<たかつき>型に近い。また、海上自衛隊として初めて大規模コンピュータを搭載している。
この時期の海上自衛隊は<たちかぜ>らと並行して、他国に類例の少ないDDHを整備しつつあった。アメリカ海軍を補完するという役割の中で、いかに戦力を整えていくか模索しつつも前進しはじめた時期だったと言えよう。
そんな<たちかぜ>もイージス艦の導入に伴い、今はすでに除籍されている。時代の歩みが止まらぬものとは知りつつも、いささかせつなさを覚える。
「そんなことより、いっこうに割れぬ腹筋にせつなさを覚えろよ!」と、脳内ツッコミを受けつつ今日は腹筋プログラム。
<たちかぜ>型の建造ペースのように、遅くてもいいから少しずつ、確実に、進歩させながら続けたいものだ。
コメント