175mm砲64.5口径のカノン砲として、かつてM113があった。これとM158自走砲架を組み合わせた車両が、M107自走砲である。
M110自走砲(203mm)と並行して開発生産され、空輸可能な長距離重砲として西側諸国が採用している。
当初M110は25口径で、その破壊力ならM110、長射程ならM107と役割を分担していた。だがM110A1およびA2ではその砲は37口径にまで延長され、それに比例して射程も大きくなった。2種類の似たような重砲を維持する意義は乏しく、M107の大半は砲を換装してこれに改造されている。
韓国が比較的最近まで保有していたが、おそらくすでに退役しているものと思われる。
今やM110もMLRSなどの自走ロケット砲への更新が進んでおり、175mm砲の価値は相対的に低下している。
試行錯誤ってのは、当然のことながら錯誤に終わってしまうケースもあるんだよなあ、としみじみ。わしも単なる錯誤に終わっちゃまずいってんで、今日は応用プログラム(ビリーバンド使用)。何回やってもきついなー。
>M107
イスラエルで現役ですよ。
この国でも遠距離火力の主力は徐々に砲からロケットに移りつつあるようですが、ゆっくりしたペースなので、まだ当分は使われそうです。
投稿情報: ばべる | 2007-09-18 03:06
がびーん! 浅学をお許しください。
しかし、さすがは物持ちのいいイスラエルですな。案外、M107を退役させた国から175mm砲弾を安価で引き取ってたりして。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2007-09-18 20:23
そうですね。
M107からM110への改造がほとんど行なわれていないらしいのは、砲弾の在庫の関係なのかも知れません。
投稿情報: ばべる | 2007-09-18 20:57