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2007-10-02

コメント

ばべる

機関銃の不備でやられたというのはまったくの伝説で、それどころかクルスクで直接の交戦の結果として失われたフェルディナントの数は片手で数えるほどでしかありません。
喪失の主たる原因は地雷、故障、広い機関室上面に榴弾を食らったことによる機械系ないし電気系の破損。つまり簡単に言えば、それらのちょっとした損傷を迅速に修理するのに必要なスペア部品が、現場に絶対的に不足していたことです。

上を勘定に入れても、フェルディナント部隊はクルスクでは交換率1対20に近い大戦果を挙げており、何より卵を扱うように操縦しなければならない脆弱なトランスミッションを抱えているティーガー戦車に比べて、遥かに操縦しやすい点が現場では非常に好評だったと伝えられています。

大量の銅資源を食らうのはその通りですが、潜水艦の量産に投じられた量に比べればずっと少ないでしょう(これは厳密な数字の検証が必要ですが)。
個人的には、フェルディナントは総じてバランスの取れた、状況に適応した良い兵器だったと考えます。

以上、フェルディナント弁護論でした。

Hi-Low-Mix

おっしゃるとおり、<フェルディナンド>の生産には少なからぬ価値があったと思います。
この駄文を書くにあたり「クルスク戦に間に合うよう71口径8.8cm砲搭載のAFVを前線に送るには、たしかに<フェルディナンド>しかなかったろう」とは感じました。
とはいえ、後に<ヤクト・パンター>がはるかに多く生産されたことを考えると、やはり<エレファント>にはなんらかの「無理」があったのではないかと思われます。
重駆逐戦車と主力戦車の間でまったく互換性がないという状況が嫌われたのかもしれませんね。

ばべる

>後に<ヤクト・パンター>がはるかに多く生産されたことを考えると、やはり<エレファント>にはなんらかの「無理」があったのではないかと思われます。

フェルディナントはコンペに敗れて余った試作車のシャーシを流用した急造兵器ですから、たとえ増産しようとしてももうシャーシを造っているラインがどこにもないですよ。

また、ヤクトパンターも言われているほどの万能兵器ではなく、ティーガー系と同じく過重量が災いして相当に運用に気をつかうわがままな車輌だったと言われています。

まあ量産コスト等の数字をきちんと持ってこないと、これ以上の話は空論でしかないわけですが…

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