ロッキードL-188<エレクトラ>はターボプロップ旅客機。低翼単葉の直線翼に4基のアリソン社製ターボプロップエンジンを備える。胴体は直線部分が長く、最大98席を設けることが可能だった。
1959年より運行が開始されたが、不幸にも同年9月および翌60年3月に空中分解事故をおこしている。ロッキード社は事故原因を調査・追求し、改良したものの、それによって商機は大きく損なわれた。コンベアやロッキードなどが中距離ジェット旅客機を開発しており、市場はそれらに奪われたのだ。
だが捨てる神あれば拾う神あり。アメリカ海軍の対潜哨戒機P-2の後継として、<エレクトラ>をベースとした機体が選定されたのだ。そう、後のP-3<オライオン>である。<オライオン>は米軍や海上自衛隊など多くの国において哨戒機として活躍し、オリジナルである<エレクトラ>よりも遙かに多く生産された。
なにをもって「評価」すべきか、なにをもって「信頼」すべきかは難しい。わずかに場を変えることによってそれらを得ることもある。そう、<エレクトラ>と<オライオン>の事例は示してくれている。
なんにせよ、あきらめずに粘らにゃそんなこともないわな、ってんで今日は腹筋プログラム。
せっかくの休日なんだから、もっとみっちりやったほうがいいんだろうけどさ。
そもそも民生用の旅客機にエレクトラなんていう血なまぐさい禍々しい名前をよくつけるなと。
まあ、先代から引き継いだものだから本来ならエレクトラ2になるわけですが。
投稿情報: ばべる | 2007-10-08 17:03