モデル733-197は、1964年にボーイングがアメリカ連邦航空局に提出した超音速旅客機の案。この後大型化され、モデル733-290とされた。
コンコルドやロッキードのL-2000(こちらも計画だけ)がデルタ翼だったのに対し、可変翼にて計画されていた。その後、ボーイング2707の名が与えられている。
さすがに可変翼は複雑すぎると判断されたのか、中途でダブルデルタ翼に改設計された。だがマッハ2.7で巡航する全長100mを超す旅客機だ。安価にすむ訳がない。さすがにペイしないと判断され、1971年には開発が中断された。
コンコルドもすでになく、原油価格の高騰から航空機の運航コストが厳しく問われる今日から考えると、夢想としか思えない計画だ。だがあの時代、子供向けの図鑑などにはこれらの計画機が「未来の翼」として鮮やかに描かれていた。
あれにあこがれちゃったから、後に変なヲタになったんだよなー、などと思いつつ今日は最終プログラム(ビリーバンド使用)。
夢を語るということは、良くも悪しくも周囲に影響を与える。注意しなければ。
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