フォッケウルフFw200<コンドル>はドイツの旅客機。後に改修され、哨戒爆撃機となった。
元来はDC-3の対抗馬だったが、なにしろ枢軸にとっては数少ない4発機だ。ベルリンとニューヨークを結べるほどの足の長さは、第二次大戦時のドイツにとって貴重だった。胴体下面に爆弾を搭載するゴンドラを設けるなどして軍用機となった<コンドル>は、北海のイギリス船団攻撃などに活躍した。イギリスの船団護衛はまだ立ち上がったばかりであり、民間機あがりの<コンドル>ですら大きな脅威だったのだ。
しかしイギリスはへこたれることなく、次々と可能な手を打ってきた。たった1機の戦闘機をカタパルトで打ち出すCAMシップがその代表だ。もとが旅客機の<コンドル>は戦闘機にとてもあらがえない。<コンドル>の被害は増え、ドイツは新たな手を考えざるを得なかった。
もっとも、CAMシップから出撃した戦闘機は使い捨て、しかもパイロットは冷たい海に飛び降りるのが前提だった。これほどの無理を<コンドル>はイギリスに強いたとも言える。
双方とも無茶とも言えるし、不屈の敢闘精神の発露とも見える。いやはや、まことに「戦争」ってやつは。
とか考えながら今日は最終プログラム(ビリーバンド使用)。ここのところ体調不良からしばらく休んでいたし、今日もまだ今ひとつ。だが、ここはいっちょ敢闘精神とやらを発露してみようかな、と。
ええ、無茶かもね。
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