208年といえば、あの「赤壁の戦い」があった年。劉備と孫権の連合軍が、長江にて曹操の軍を打ち破った戦いだ。
私は漢字が苦手なため三国志には疎く(それだけか、というツッコミはおいといて)、三国志演義との区別もろくにつかない。そんな私でも知っているぐらいだから、やはり三国志の大きな山場だと言えるだろう。
それにしても、日本じゃまだ邪馬台国がどうしたこうしたとか言っていた時代に、これほどの大規模な戦いを演ずるだけの国力を持ち、しかもそこでの歴史が記録され今日まで伝わっているというのはすごいことだ。
どこやらの経済人や政治家みたいに中国へこびを売るのはどうかとは思うが、同様に中国の実力を軽視するのも間違っている。あらためてそうも感じる。
そういえばビリーがブートキャンプの前にやっていたネタ「タエ・ボー」の「タエ」ってのは「タオ(道)」のことだったな、などと思いながら今日は最終プログラム。
ここ数日に比べれば体調はやや良いので、少しずつやっていきたい。
三国志本をあえて1冊を挙げるなら、高島俊夫先生の『三国志 きらめく群像』(ちくま文庫)が断然お薦めです。
相当踏み込んだところまで書かれているにもかかわらず、入門書にもなっているところが凄い。プロの研究者(高島先生の専門は史学ではなく文学の方ですが)の手になる安心して読める一般書の代表。
投稿情報: ばべる | 2007-11-26 08:29