「技術戦としての第二次世界大戦」および「昭和陸海軍の失敗」を読んでの感想。
- 対談者の意見・姿勢が近しいと、話題がさまざまな範囲に広がる。
このため、多様な事柄に通底するなにかについて言及しやすい。
しかし同時に、論拠が不足しやすく、説得力を失いやすい。 - たとえ正当なものであっても、批判ばかりだと話者に対する疑問ばかりが先に立つ。
おそらく、逆に肯定ばかりでも同様に感じられることだろう。 - 対談という形はどうしてもエピソードが中心になりがちだが、それゆえ関心を引きやすい。
だが同時に「対談者の意見を強化する形でそれが語られている」という限界から逃れられない。
このため、なにかを学ぶきっかけにはできるが、それ自体から学ぶのは危険だ。
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