前作「ゲキレンジャー」はいささか迷走が目立つ作品だった。だがキャラクターの造形には細かい気配りがあったと感じている。
個人的にメレが好みなのはともかくとして(げふんげふん)、ゲキレッドのキャラクターには感心させられた記憶がある。ゲキレッドは野生児で語彙も少なく、自らの感情を他人へ適切に伝えることもできない。だがそれゆえに、自らの行動と身体で、気持ちや考えを伝えようとする。それが物語をドライブさせる原動力となっていた。子供らにメッセージを与え続ける戦隊シリーズにおいて、その手法は実に適していた。
一方、現在放映中の「ゴーオンジャー」の主人公ゴーオンレッドだが、こちらの造形は一見ゲキレッドと似ている。一言で表現すれば、ばかだ。
だが、そのばかの背景がなにも提示されていない。それゆえ物語の原動力となっておらず、なんのメッセージも伝えていない。いやむしろ、子供の成長を妨げようとすらしているように感じる。
それは戦隊シリーズの意義にすら反している(と私は妄想する)。
もうちょっと肩の力を抜いて見ても良いのでは>GO-ON
巷で実況スレに書きながら見ていますが、今は黒の変な人キャラに夢中です:-)
投稿情報: まのん | 2008-03-02 10:38
「ゴーオンジャー」ヒロイン目当てで見てますけど、確かに赤はばかですし、他のキャラもばかばっかりですよ。敵も味方も。今の日本の社会を象徴してるのではないでしょうか。偽装とかねつ造とか、そんなことをしたら絶対バレルに決まっていることを平然とやっているやつらがゴロゴロしているこの社会を。何があっても「スマイルスマイル」ですよ。
投稿情報: 野球ばか | 2008-03-02 13:04
皆さん好意的ですねー。こっちの見方がやっぱヒネすぎているんですかね。
私は、同じばかでもゲキレッドのようなばかは清々しくっていいと思うんですよ。そんな清々しさを感じられるキャラがまだ見えないのがちょっと悲しいってのが現状です、はい。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2008-03-02 14:25