PF-298<まき>は海上自衛隊の護衛艦。<くす>型の一隻で、当然ながら<タコマ>級警備フリゲートの後身である。<まき>は<くす>型18隻のうち最後にアメリカ海軍から貸与された艦で、前身はPF-55<バス>であった。なお<バス>もソ連太平洋艦隊でEK-29として就役していた時期もある。
1972年にはアメリカ海軍に返還され、同年には台湾へスクラップとして売却された。
私の無学ゆえだろうか、海上自衛隊が<くす>型などアメリカから貸与された艦艇についての日本における評価というのは、あまり目にしたことがない。
大戦時に建造された艦ばかりだから、たしかに旧式にすぎたかもしれない。だが様々な点で旧帝国海軍艦艇と異なるハードウェアに触れ、隊員らはなにを感じ、なにを学んだのだろうか。
どうもハードウェアについては「旧海軍の流れをくむ」とか「我が国の特異な環境に対応した」とか「海上自衛隊独自の」といったことばかりが強調されているように感じられる。
学ぶべきは学び、敬意を払うって大事なことだよな、などと思いつつ今日はエリートのミッション3。
わしの場合は、そもそもろくに学び取っていないんだけどね。
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