SS-317<バーベロ>はアメリカの潜水艦。<パラオ>級の1隻として1944年に就役した。
第二次大戦中は太平洋戦線で二度の哨戒に従事し、日本の商船3隻を沈めている。1944年末には日本軍機と交戦、損傷から復帰したのは戦後だった。
1948年には輸送潜水艦へと改められ、SSA-317と名乗る。輸送潜水艦とはいうものの外見上大きな変化はなかったようだ。その用途ははっきりしないが、おそらくフロッグメンの輸送・支援だったと思われる。その後およそ1年半、評価実験に参加している。
その後SSAと名付けられた艦はなく、あまりメリットがなかったと推測される。アメリカ海軍は通常の潜水艦でソ連沿岸部まで接近し、海底ケーブルに盗聴器をしかけたりもしていた。おそらく、輸送選任の艦を設けてもあまりメリットがないと考えられたのだろう。
<バーベロ>その後さらなる改装を経て、1955年には対地巡航ミサイル<レギュラス>を搭載するSSG-317へと呼称を変えた。セイル後方に大きな円筒形の格納庫を背負い、ミサイルを放つ時はその後方のレールに移動させてから発射する仕掛けだった。キューバ危機を含む冷戦期には核抑止力の一端として大西洋にて哨戒にあたっている。
この<バーベロ>と<レギュラス>ミサイルの組み合わせでは妙な実験も行われている。
巡航ミサイル<レギュラス>に郵便物を詰め、目的地に撃ち込むという理解しがたい実験だ。一応実験は成功しているが、この構想が実現かしたという話は一度も聞いたことがない。
無茶な組み合わせって面白いよなー、などと思いつつ今日はエリートのミッション1。
わしとブートキャンプという組み合わせもある意味無茶な組み合わせかも。
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