ツポレフTu-334はロシアのジェット旅客機。旧式化したTu-134<クラスティ>の後継として開発された。
当初はプロップファン型とターボファン型を並行して開発していたが、中途でターボファンに一本化されている。また、機体はTu-204のそれを短縮して利用しており、その他のコンポーネントでも同機と互換性が高い。これは、開発期間を短縮するための措置だったらしい。
だがおりあしくソ連崩壊とその後のロシア経済混乱により計画は遅れ、その初飛行は1999年となった。
リアエンジン配置とされる二つのターボファンはプログレスD-436T1で、ロシア製エンジンでは最も燃費がよいとされている。また、ロールスロイスBR715-56も選択できる。
ロシアを初めとする旧ソ連諸国のエアライン12社から受注があったとされているが、運用が始まったとのニュースは聞かれない。類似するクラスにはエアバスやエンブラエルなど競合機も多く、販売は難しいのだろう。Tu-204との互換性は売りの一つなのだろうが、そのTu-204自体ロシア以外で買っているのは北朝鮮やキューバ、イランといった「西側から売ってもらえない」国ばかり。
ファミリー化によるコスト・リスクの縮小というやり方は正しいのだが、いささか間が悪かった。
やり方さえよければうまくいくとは限らぬものよ、などと思いつつ今日は最終プログラム。
いや私のエクササイズのほうは、やり方自体ひどく不完全なんですけどね。
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