カプロニ・ベルガマスキCa335<マエストラレ>はイタリアが開発した単発複座の戦闘・偵察機。
当初は空冷星形エンジン(型式不明)を搭載する予定だったが、イスパノスイザ12Ycrsに改められている。原型1号機の完成後、ベルギーのブラッセルにあるSABCAに製造権を売却した後のことらしい。だから、1号機は空冷のはずだが、現在残っている写真はイスパノスイザ搭載機のみのようだ。
ベルギーではこれをS47の名で生産する予定だったが、ドイツ軍侵攻により中止されている。
主脚は引き込み式だが、<スピットファイヤ>やMe109と同じように内股式で、外側に格納していたようだ。また、操縦席の風防は小さく、戦闘機として使うには後方視界が乏しいと思われる。偵察員席は主翼後端より後ろに広めの風防とともに設置されている。おそらく、地上の観測・撮影には有用だっただろう。
しかし、枢軸として協力しあうはずだったドイツとイタリアなのに、この不手際ぶりはなんなのだろう。いや、フィンランド・ソ連戦争でもドイツとイタリア、そして英仏とソ連は何度も意見が衝突していたぐらいだし、最初から「枢軸」だの「連合国」だのと明確に色分けはできていなかったと考えるべきだろうか。
てなことを思いつつ今日は久しぶりに脂肪燃焼プログラム。どんなことでも少しずつ形をなしていく。だから「一年半やってもこんなものか」などと諦めずに、少しずつやっていきたい。
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