サーブ340AEW&C/S100B<アーガス>はスウェーデンの早期警戒機。
機体は、双発ターボプロップ旅客機340Bのそれを転用している。340は複合材を多用した現代的な設計で、340Bではエンジン出力強化とプロペラの大径化、主翼先端の延長などが施された。35〜37名の乗客が搭乗でき、日本でもコミューター機として活躍している。
<アーガス>はこれにPS-890<エリアイ>空中早期警戒レーダーを搭載している。早期警戒機というとE-2C<ホークアイ>やE-767のように大型ロートドームを上面に据え付けた機体をイメージしやすいが、<アーガス>では、剣士が大剣を背負ったかのように、9.7mの板状レーダーを機体上面に取り付けている。
<エリアイ>はSバンドの側視空中レーダーで、100個の放射素子を持つ電子走査式だ。走査範囲は左右110度、上下10度に限定されているが、350km先の戦闘機を探知できる。
機内オペレータは3名だが、データは原則としてそのままU/VHFデータリンク(4800bps)で地上基地に送信され、航空機管制はそこからおこなう。つまり空飛ぶレーダーサイトであり、空飛ぶ指揮所たるE-3<セントリー>やE-767とは役割が異なる。
規模が違えば役割が違うもの、などと思いつつ今日は基本プログラム。
一つ一つのエクササイズにしても、今の自分の体格では、本来の意図とは異なる役割しか果たせないこともある。だがそれも当然のことだ。それでも続けていれば、いつか本来のエクササイズができるだろう。まあ、のび太みたいに「もっと上達してから練習するよ」って考え方もあるだろうけどさ。
コメント