私としては珍しく、楽しい夢を見る。
夢の中で私は、重巡<シュバリエ>を封印する旅をしている。大勢での旅で、皆私を慕ってくれている。どういう訳か、いずれの顔も記憶にない。だが、懐かしい人々だったように思える。なぜか外人(金髪で背が高く、眼鏡のふとっちょ男だった)もいた。
なんにせよ、私は彼らとともに重巡<シュバリエ>の闘いについて語らい、懐かしんだ。本当に、心から楽しかった。
まったく、なんという夢なのだろう。
遠い、とっくの昔に葬ったはずの夢。
誰かが自分に都合の良い場を与えてくれ、おまけに人々は私を認めてくれる。
いまだにそんな浅ましい思いを自分が抱いているとは、情けない。
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