ウチは曹洞宗。いわゆる葬式仏教で、さしたる信心はない。
だが母方はキリスト教。それもなぜかロシア正教だ。祖父が入信したらしいが、その経緯は不明だ。なお母方の祖母が亡くなったあと、母の夢にあらわれたときには「あれは貧乏神さんだからやめた」と言っていたという(おいおい…)。
で、母方の叔母は戦後にPXで働いたことからアメリカ兵に見初められて結婚した。その際に、夫と同じモルモン教に入信している。なんせユタ州ソルトレイクだもんなあ。
てなわけであちらのいとこたちは当然ながらみんなモルモン教徒。で、若いうちに海外で布教活動に勤しむってことで幾度か来日していた。
そんな訳で、私はガキのころにモルモンの教典を眺めたりもしていた。いきなり南米の遺跡がグラビアでついていたりしたのも、私の興味をそそった(知っている人は知っているが、モルモンの始まりは『ムー』の特集みたいだ)。UFOやら古代超文明やらが大好きだったので、いわゆる信仰がそれらとオーバーラップしているのにひどく違和感をおぼえた。
五島勉や「UFOと宇宙」を立ち読みして興奮していた私がオウムなどに走らなかったのは、あの時感じた違和感のおかげだったと思う。
今もその違和感は私の中でしこりのように残っており、それは時として無用の衝突や浪費を呼ぶ。その善し悪しはよくわからない。
そこで空飛ぶスパゲティモンスター教ですよ。
…まああれもカルト的狂信と戦うための自由な理性の武器ではあり得ても、理性の及ばない魂の救済の問題には無力であることには変わりはないのですが。
投稿情報: ばべる | 2008-09-14 23:03
>空飛ぶスパゲティモンスター教
「アーメン」のかわりに「ラーメン」って唱えるやつですね。あれは笑える。というわけで「魂の救済」は無理としても、座布団二枚ぐらいはいけそうです。横レスすまそ。
投稿情報: 猫屋 | 2008-09-16 10:05
真面目で深刻な問題において、ああいったとんちのきいた皮肉を言えるアメリカ人ってのはすごい連中だと思います。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2008-09-16 21:00