ボンバルディアCL-415はカナダの飛行艇。いわゆるウォーターボマーで、およそ6トンの水を4枚のドアからいっせいに放水し、森林火災などの鎮火にあたる。
レシプロだったCL-215のエンジンをターボプロップのPW123AFに改め、機体構造強化などを変更している。なお、既存のCL-215のエンジンを換装したモデルはCL-215Tと呼ばれている。
基本的に内海水面からの運用が想定されているため、外洋など波高が高い状況では運用できない。翼端のフロートと主翼の間隔がひどくせまいところからも、その点はうかがえる。
また、採用しているのはカナダとアメリカを除けばクロアチア、フランス、ギリシャ、イタリア、スペインといずれも地中海に面する国ばかりだ。これもやはり、比較的おだやかな水面を期待できるからであろう。
それぞれに事情があって、それに即した手段をとらねばならぬものよな、などと思いつつ今日は最終プログラム。
スカタンで軟弱なワシだが、まあそれに即した手段はそれなりにあると思うのよ。
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