ちょっとこちらに刺激されて。
"風前の灯!冥王星ドーム都市―キャプテン・フューチャー全集・別巻 " (野田 昌宏)
野田大元帥による「キャプテン・フューチャー」。野田さんというすぐれた訳者があったおかげで多くの人がフューチャーのシリーズやSFに親しんだということを改めて感じさせられる。
このような形で出版されるのとほぼ時を同じくして銀河へと旅立たれたことを思うと、涙腺がゆるむのを禁じ得ない。
"サタニスター (5) (ぶんか社コミックス) " (三家本 礼)
一応最終巻にてご紹介。
陳腐にして愚劣でありながら、心臓を鷲づかみにするような美しさにあふれた作品。
アメリカにおける信仰を紹介する本の多くが「おどろおどろしさ」「異質さ」「愚劣さ」を強調しているのに対し、非常にニュートラルな姿勢で紹介してくれている点で貴重。
歴史的経緯も含めてコンパクトに説明してくれているのがありがたい。
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