M422<マイティ・マイト>はアメリカ海兵隊の四輪駆動車。全長272cm、重量わずか756.5kgと軽量でコンパクトな車両である。
重量軽減のためエンジンを含めアルミニウムが多用されており、前輪は独立懸架とされるなど、斬新な設計だ。
1959年から量産され、ベトナム戦争で用いられた。だが時代はヘリコプターを長足で進化させていた。レシプロエンジンだったH-19<チカソー>から、主力はタービンエンジンのUH-1<イロコイ>へと移り変わる。搭載重量が増えたことにより、高価で小型に過ぎるM422にこだわる必要は次第に失われていった。こうして、1962年には生産は打ち切られる。
軽量化させるための様々な努力が、結果としてM422を短命に終わらせたとも言える。だが、M422以外のなにものでも代えることが出来なかった時代がたしかにあったのだ。
そういうことってあるよね、などと思いつつ今日はTAEBO1。
ショートリリーフだったからと言って、その価値を小とするのはいかがなものか。その時必要とされ、要求に応えたのなら、その価値はロングセラーと同等ではないか。
…てなこと考えるのは「自らが正当に評価されていない」と愚痴るスカタンのパターンだよな、やっぱし。まあ、他人の評価云々は度外視して絞れるものは絞りましょ、はい。
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