第442連隊戦闘団はアメリカ合衆国で、歴史上最も多く叙勲を受けた部隊。
第二次世界大戦時にヨーロッパ戦線で激闘を重ねた。損害を顧みぬ果敢さで知られ、のべ死傷率は314%に及ぶ。その戦傷者があまりにも多いことから、「パープル・ハート・バタリオン」(名誉戦傷者戦闘団)との異名すらあった。
士官を除き、彼らは皆日系人だ。第二次大戦時と言えば、アメリカでは日系人が強制的に収容されたことが広く知られている。同じ枢軸ながらドイツ系やイタリア系アメリカ人にはそのような措置がとられておらず、人種差別的な思惑がうかがわれる。
第442連隊戦闘団の兵士らはそのような差別の中、「祖国」アメリカへの忠誠を証明すべく軍に志願した。彼らはイタリアやフランスにおいて勇戦し、その一つはアメリカ陸軍十大戦闘としても数え上げられている。
後に、時のレーガン大統領は「諸君はファシズムと人種差別という二つの敵と闘い、その両方に勝利した」と彼らを賞賛した。
彼らの苦闘を思うと、涙を禁じ得ない。それに比べればブートキャンプなんて…やっぱりつらいです。
とまあ、ヘタレなかんじで今日は最終プログラム。努力が必ず実るとは限らないが、尊敬を受ける者はすべからく努力している。
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