空中発射は、航空機にロケットを取り付けて離陸し、公海上でロケットを切り離し、さらに衛星を分離して軌道に乗せる技術。地上の大がかりな打ち上げ施設を必要とせず、しかも、地元漁業関係者らとの協議が必要な打ち上げ時期の制約が減ることなどから、低価格で機動的な打ち上げが可能になる。米企業が20年前から商用打ち上げを実施しているほか、各国が研究に取り組んでいる。
はっはっは。我が国には大型双発機から有人有翼の固体ロケット機を発進させた実績がありますからな(爆死)。
まあそれはともかく、想像図では4発ジェット機の主翼(根本に近い箇所)に大きなパイロンを設け、そこに有翼ロケットをぶら下げる想定のようだ。おそらく主翼内のパイロン付近まで補強材を埋め込み、重量物の負荷に対応するつもりなのだろう。これだけロケットの位置を低くできれば、取り付け作業も容易だろう。特殊な設備を最小にできるから、運用できる空港も増やせるかもしれない。
ただ、ロケットの翼と母機の主翼、さらにエンジンとの干渉が気になる。想像図では、胴体下面を避けるようにロケット主翼に下反角をつけているようだ。もしパイロンに予想以上の負荷がかかってしなったりすれば、母機とロケットが接触しかねない。
とはいえ胴体下面に<桜花>よろしく装着するとなると機体に大きな開口部が必要だから、強度や空力面での見直しが大変だろう。
個人的にはかねてよりこの種のロケットには期待していたので、滞りなく進捗して欲しい。
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