SS-476<ランナー>はアメリカ海軍の潜水艦。テンチ級の一隻だ。第二次世界大戦にも出動し、東京湾での降伏調印式にも参加している。
1950年代末にはレギュラス対地ミサイルを搭載していた。おそらくセイル後方に耐圧カプセルを取り付け、そこにミサイルを格納していたのだろう。さぞかし水中騒音はひどかったに違いない。
その後オーバーホールを受けた後、1964年には五大湖での訓練に参加している。当時はまだ水上性能にも重きが置かれていたため船体が細長く、喫水や幅が小さかったがゆえに遡上できたのだろう。今日の原子力潜水艦ではさすがに無理と思われる。
てなことを考えつつ、今日はTAEBO AMPED 入門編。このあいだ細身のジーンズ買ったばかりだし、また太らないように気をつけないとなあ。
戦時中は五大湖の造船所でも艦隊型潜水艦を量産しており、まあ里帰りと言ったところですね(「ランナー」はポーツマスで建造されたのですが。)
内陸のピッツバーグで展示艦となっているSS-481「レキン」も、ミシシッピ河とオハイオ河を曳航されてそこまで運ばれています。
ちなみにパキスタン海軍に譲渡されたSS-479「ディアブロ」(新艦名「ガージー」)は、1971年の第3次印パ戦争で撃沈され、現在のところ姉妹艦の中で最後の戦没艦となりました。
現在のところ、と言うのは驚くべきかまだ現役艦が2隻も残っているからで、それが台湾に譲渡されたSS-426「タスク」(「海豹」)とSS-478カットラス(「海獅」)です。もっとも作戦深度まで安全に潜入できるかどうかはさすがに疑問ですが。
投稿情報: ばべる | 2009-03-14 06:26
あららしまった…
もしネタを先取りしてしまっていたら、容赦なく上の米を削除してくださいませm( __ __ )m
投稿情報: ばべる | 2009-03-14 08:11
いえいえ、お気になさらずにw
それにしても台湾海軍は本当に物持ちがいいですね。とはいえそれもこれまで仮想敵である中国海軍が弱体だったからでしょうか。
昨今は中国海軍の増強が目立ちますので、老朽艦維持よりも有効な対抗手段の確保を優先せざるを得ないはず。
今頃、内部では派閥やらなんやらがさんざんもめているんでしょうね。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-03-14 09:49