499年は武烈天皇が即位した年。
この 武烈天皇、即位直前から惚れた娘の恋人を殺させ、さらに大臣をも討伐させている。その時点では、わずか10歳だったというから驚きだ。即位後には酒食におぼれ、暴虐の限りをつくしたとされる。いわく、妊婦の腹を割き胎児を見たとか、人の生爪を剥いだ上で山芋を掘らせたとか、女性と馬を交わらせたとか…ええと、いくらなんでも10歳過ぎでそれはどうなの?
という訳でなのかどうか知らないが、やはり実在したか疑問視する声もあるようだ。また、崩御後に後を継いだ継体天皇の正当性を高めるため、ことさらに愚行を強調したとの見方もある。
まあ、妊婦の腹を割くとか猟奇的なエピソードはアジアではけっこう聞くような気もする。暴政批判のネタとしてはポピュラーなのかもしれない。
などと思いつつ、今日はエリートのミッション1。ダークなイメージはいつの世にも力を持つようだけど、そんなのばかりじゃ世の中ってなりたたないよなあ。
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