515事件は昭和史の分水嶺とも言われる。海軍少壮士官らを中心とした一派が首相官邸などを襲撃、犬養毅を殺害した事件だ。
国家に忠誠を誓ったはずの軍人が宰相を問答無用で殺したにもかかわらず、その量刑は著しく軽かった。ときの政党政治不敗ぶりに対する国民の反発が背景にあったという。
だがそれが政党政治の瓦解、そして後の226事件へとつながっていく。くびきを逃れた獣が駆ける内に血をたぎらせるがごとく、日本は暴走の道を進み、戦争、そして敗北へと突き進んでいった。
昨今、愛国の名の下に独善的かつ低レベルな説を弄する軍人や、ただただ既存体制の破壊を唱えるばかりの輩を持ち上げる人々がいる。
まこと、歴史から学ぶというのは難しいことだ。
などと偉そうにのたまいながら、今日はTAEBO T3 トランスフォーメーション。
わしも学んでいるフリだけだから、人のことは言えないよな。
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