バイパー20Mk540はロールスロイス社のターボジェットエンジン。といっても、開発時はアームストロングシドレー社、そして主に生産されたのはブリストルシドレー社の製品だった。
同エンジンを搭載して成功した機体となると、やはりイタリアのジェット練習機/攻撃機アエルマッキMB326だろう。
同機はそもそも、イタリア空軍の中間練習機として開発された。当初のエンジンはバイパー8で、推力は795kgだった。だが生産型のエンジンは同1134kgのバイパー11に改められる。
構造が簡単でコストパフォーマンスが高いところから、同機は練習機兼攻撃機へと発展し、チェニジアやガーナなどに輸出された。さらにオーストラリアや南アフリカではライセンス生産もおこなわれる。
そして、バイパー20Mk540を搭載するMB326Gが出現した。同エンジンの推力は1547kg。原型機の倍近いパワーを得て、その武装搭載量は倍加したという。このタイプはアルゼンチンやザイールに輸出され、さらにブラジルがライセンス生産に乗り出す。
MB326は未だいくつかの国で現役だが、それもバイパー20Mk540があってこそのことだろう。
などとこきながら、今日はTAEBO T3 トランスフォーメーション(エクスプレス)。パワーアップは七難隠す!…問題は、いろんな面でパワーアップがままならないってことだよなあ。
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