アフリカ東部のソマリア沖で多発する海賊被害で、米海軍当局者は29日までに、乗っ取られた台湾船籍の漁船の動向を追跡している米海軍ヘリコプターに対し海賊が強力な火器で発砲したと述べた。
[From CNN.co.jp:ソマリア沖で海賊が米軍ヘリに発砲、強力な火器 命中せず]
まずは当たらなかったようでなにより。
おそらく元となったであろう記事を見ると
When the helicopter returned to the USS Chancellorsville, a review of its infrared camera showed the aircraft was fired on.
とある。<チャンセラーズビル>(タイコンデロガ級巡洋艦)に帰還後、赤外線カメラの映像を確認してはじめて、攻撃を受けたことに気付いたようだ。
ヘリコプター内の騒音はすさまじいから、被弾でもしなければ気付かないこともあるだろう。
ソマリア海賊がZU-23-2連装機関砲を入手したとの話もあるので、 あるいはそれかもしれない。ただ、274メートル離れた上空(900フィート?)との記述もあるので、23mm機関砲以外の火器(14.5mmとか)の可能性も十分ある。
いずれにせよ、大型船に対してはヘリからの目視確認や威嚇は危険と判断できるだろう。
米軍に限らず、現場の将兵らは対応に苦慮しているに違いない。
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