EMD 567系エンジンは、大型機関車用エンジン。2ストロークのディーゼルである。
アメリカのエレクトロ・モーティブ・ディーゼル社が開発・生産し、1930年代後半から1960年代半ばまで生産された。シリンダー数の異なるモデルをシリーズ化して生産しており、多くはFシリーズディーゼル機関車に用いられた。Fシリーズは<ワゴン・トレイン>の異名で知られ、ゲーム「レイルロード・タイクーン」などで見覚えのある方も多いだろう。
EMD社は第二次大戦当時GM系列で(2005年に独立)、ディーゼル機関車専業だった。このため、他社が艦船用ディーゼルエンジンや蒸気機関車の生産に追われる一方だった時期にも、国内物流の要としてディーゼル機関車生産を一手に担った。これが後の隆盛に繋がったらしい。
なお、大戦前半は機関車用でなく艦船用のエンジン生産に専念したらしいが、詳細は不明である。<エヴァーツ>級護衛駆逐艦の「GM式278Aディーゼル機関」がそれではないかと思われるが、確認はできなかった。
と、なんだか詰めの甘い感じのまま、今日はTAEBO T3 イグニション(エクスプレス)。
パワーですよ、パワー。とにかくパワーが足りない。
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