川端文科相らは、約1時間に及んだ初の三役会議で、〈1〉高校無償化など政権公約に掲げた15点の早期実現〈2〉補正予算の見直し〈3〉2004年4月以降の天下りの報告――など5項目についての報告を、省幹部に求めることを確認。別室から坂田東一次官と山中伸一官房長を呼び出し、5項目を書いた指示書を手渡してこう告げた。「必要な予算を作るために身を削ってがんばってほしい。国民と約束したことにお金をまわさなければならないから」
[From 会見で新施策知る、文科省幹部「あ然」…三役会議始動 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]
坂田次官は、補正予算の執行見直しについて連休中の22日の報告を求められ、「はい」と答えるのが精いっぱいだった。
政治家が主導するのはいい。しかしこの報道では、政治家が一方的に官僚へ要求しているように見える。はたして政治家だけで、現状を正しく把握できるのか。
連休中の報告はそれなりに合理性があるだろう。だが、「必要な予算を作れ」と指示するなら、その作り方について方針を示すべきだろう。この記事を見る限りでは、その作り方は「補正予算の見直し」と極めて曖昧だ。
これらの懸念が、単に私の思い違いならいいのだが。
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