- 社会を活気づけるには「より効率よく働いた者がより得をする社会」が望ましい
- しかし、その原理だけでは弱肉強食の世界を招きかねない
- では、制度でカバーすべきか?
- 複雑な相互作用に満ちた世界を満遍なく覆える制度など、人間には構築できない
- また、制度が複雑化すればするほど、それを隠れ蓑として利を得ようとする者があらわれる
- 組織という仮面を得れば、人は内なる我欲がうごめくのを抑えられない
- しかし、人は我欲とともに善意を自らの内に持つ
- この善意をもって、先の原理を補うのが望ましいと考える
- そのためには、人々の内から自ずと善意が発現する必要がある
- それはおそらく「より善意を発現させた者がより誉れをえる社会」になるだろう
- つまり、「得」と「徳」を両輪とする社会が望ましいという訳だ
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