誰でも参加できるメディアでユーザーが増えると、ノイズが増えて最後はメディアが消えてしまうという現象は過去に何度もあった。
[From ASCII.jp:テクノラティ撤退が示す「ブログ1.0」の終わり|池田信夫の「サイバーリバタリアン」]
(中略)
大事な情報とゴミを区別し、意味のある情報だけを届けるしくみを実現しないと、ブログもメディアとして衰退するだろう。
この点で、ブログより簡単に参加できるTwitterでブログよりノイズが少ないのは、ウェブの今後の方向を示している。実名ではなくても、固定ハンドルネームで評判を守るインセンティブがあれば、匿名ブログより質の高い言論空間ができる。
固定ハンドルネームで評判を守るインセンティブが得られるなら、ブログでの発信だって十分インセンティブが得られるのでは。
基本的に匿名が認められるコメントは、たしかに信頼性がないかもしれない。だが、固定のURLを持ち、基本的に誰にでも公開されているブログはどうだろう。Twitter以上に過去の発言へのアクセス、言及が容易だ。
Twitterでノイズが少ないように見えるのは「自らが求めない限り表示されない」「まだ利用者が少ない」 がためではないだろうか。
池田氏の発言の多くに賛成するが、今回の記事についてはどうも納得しかねる。
どうもご無沙汰しておりましてすみません。
池田先生の言われているのは、例えばブログならば管理人という「発信者」のことではなく、コメントやトラックバックをも含めた双方向的でダイナミックなコミュニケーション空間での「評判」のことですよ。
ご自身がweb上で(とりわけは○な、だそうです)日々えらい目に遭っておられる経験からの考えですね。
このAsciiの記事より、ブログの記事がずっと詳しく分かりやすく書いてあります。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51295946.html
要するに、オープンIDとTwitterのブロック機能を組み合わせれば、コメントで中傷ばかり繰り返しているようなノイズユーザはすぐに誰からの相手にされなくなり、コミュ空間のS/N比が維持されるということですね。
匿名での発言を保護しつつ、情報の質を保つベターな手段として、基本的にわたしは賛成です。
投稿情報: ばべる | 2009-10-29 00:42
なるほど。
単に「Twitter万歳、ブログ終わった」ということではなかったのですね。
もう少し行間を読むべきだったようです。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-10-31 06:48
あれ?
何の気なしに自分で貼ったリンクを踏んでみたら404に?
お読みになれていなかったらすみません。上記トピックへのURLを変更します。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301435.html
投稿情報: ばべる | 2009-10-31 08:00