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2009-11-12

コメント

ばべる


どの型のことを書かれているのかよく分かりませんが、合衆国海軍で就役したホランド基本型はSS-1「ホランド」1隻、改型(A型)が7隻。
イギリス海軍では基本型が5隻、改型(A型)が13隻です。
後は主だった国の海軍では日本とロシアが7隻ずつ、オーストリアが3隻、輸入ないしライセンス建造しています。

第1次大戦にもっとも多く就役したクラスはドイツの沿岸用UBIII型のはずです。きちんとした資料をすぐに出せないので概数ですが、95隻くらいです。ちなみにドイツ潜水艦はフランス系の技術から始まっているので、ホランドとは関係ありません。

また、合衆国とイギリスの「H型」は、それまでの10年余の経験に基づいて計画された、それぞれ水中排水量約450トン、2軸ディーゼルのきわめて扱いやすい外洋型潜水艦で、もはやホランドの直接の後継とは言えない艦です。
この両国の「H型」はもちろん設計上は互いにまったく無関係です。

ばべる

それから、イタリア海軍がホランド型を購入したと書いている資料を、もしよろしければご教示願いたいのですが…

あまり知られていないことですがイタリアは潜水艦先進国で、1892年には最初の実験艦「デルフィノ」を建造していました。絶望的な資金不足から実用化は大きく遅れましたが、以後のクラスも国産で、それどころかドイツやロシアから注文を受けている、はずなのですが…

Hi-Low-Mix

ご指摘ありがとうございます。
一応「世界の艦船」No352(潜水艦昔と今)の記述を参考にしました。
同114ページの表では、アメリカのWW1までの潜水艦をホランド型とレイク型、そしてローレンチ型(1隻)に分類しており、H級もホランド型とされています。
また、P26の改H級についてのキャプションでは「1918〜19年に24隻竣工した、アメリカとカナダの造船所で先に建造したホランド系列H級の拡大改良型」とあります。
イタリアについてですが、同じくP114の表にて、「ホランド型(H級)8隻(474トン)との記述があります。
とはいえ、たしかにご指摘のとおりです。
あいまいな情報で記したことを深くお詫びいたします。

ばべる

あ、「クラス」「タイプ」ではなく技術上の「系列」という意味なのですね。
万事了解いたしました。

確かに、第1次大戦中の合衆国の潜水艦の大部分はホランド系列ということになります。
ただ、(あくまで)わたし的には狭義の「ホランド系」は単殻式かつガソリン機関という理解なので、ディーゼルを採用したE及びF型以降、複殻式となったM型以降は別物ではないかと、あえて主張してみます。

>改H級
イギリスの方のHボートですね。
ちなみにベツレヘム・スティールから購入した鋼材をイギリスに運ばずそのまま新大陸で建造したのは、合衆国の中立を侵さないための苦肉の策です。

>イタリアについてですが
イギリス式Hボート8隻ですね。
うち2隻は第2次大戦でイタリアが休戦した後、ドイツ軍によって沈められています。
イギリスの数隻も第2次大戦中まで訓練艦として使われていました。その辺りはトピックで書かれている通りです。

>あいまいな情報で記したことを深くお詫びいたします。
いえとんでもありません。
第1次大戦期の潜水艦の技術や作戦行動の資料はきわめて乏しいため、こうして話題に乗れるだけでも嬉しいことです。
とりわけイタリア海軍については、何か未知の新資料が出てきたのではないかと思い飛びついた次第です。

トピックの文章は全消しにされる必要はまったくないと思われます。
「ホランド型」と(わたしのような粗忽者に)読まれてしまいそうな部分を「ホランドの技術の基づいた」式に変えられれば、後は何も間違ってはいないです。

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