メッサーシュミットMe609はドイツが計画した双発戦闘機。駆逐機Me110の後継として開発が進んでいた。
短期間での開発が求め荒れたため、メッサーシュミット社は当時開発中だった単発戦闘機Me309に目を付けた。
Me309はMe109の後継として開発が進んでいた意欲的な戦闘機で、前輪式の三輪降着装置、可動式のラジエータ、与圧キャビンなどを備えていた。
同社はこのMe309を二機、横に繋ぐ形とすれば容易に双発戦闘機とできると考えたのだ。二機を繋ぐ翼は新規設計だが、開発を急ぐためだったのだろう、降着装置は二組(すなわち六輪)そのまま残されていた。コクピットは左側のものだけとなり、右胴体は滑らかに整形されている。どういう訳か、ラジエータは固定式に改められていた。
いかにも怪しいMe609だったが、その開発は前提条件から崩れた。ベースとなるMe309の試作機で次々と問題が発生し、ついに計画中止となってしまったのだ。
素性の悪い機体を繋いでもよい結果が得られるはずもない。こうして計画はそのまま頓挫した。
慌てたり、とにかく間に合わせようと無理した結果、逆に無駄を増やすこともよくあるよな、などと思いつつ今日はエリートのミッション1。
恐れず、慌てず、振り向かず(それは『ゴライオン』)。
>Me209
側面図を片目で見ると、おおMe262に…
どんなアイテムでもプラモになっている時代それが21世紀ですね。
http://sakuzaemon2005.blog73.fc2.com/blog-entry-100.html
投稿情報: ばべる | 2009-11-22 22:12
Me262も最初はレシプロエンジンがついていたり、直線翼だったりと、既存の流れの上にありましたからね。
しかし609までプラモにして、ペイするんですねえ…すごい時代になったものです。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-11-23 08:20