ポテーズ630はフランスの双発戦闘機。長距離援護や爆撃機迎撃、戦闘指揮など多用途に対応できる3座機として開発された。
ポテーズ社が設計にかかったのは1935年、原型1号機が初飛行したのはその翌年である。
原型1号機は初飛行から1ヶ月後のテスト中にプロペラが飛散、これにより片方のエンジンが脱落するという事故に見舞われた。しかしそのまま無事着陸しており、操縦性が良好であることを示した。
エンジンは当初580馬力のイスパノスイザ14Hbsだったが、後に640馬力のそれに換装されている。双発3座ながら合計1300馬力にも満たない低出力ゆえ速度面では難があった。だが飛行性能や整備性に優れ、エンジン交換はわずか13分で終えられたという。
フランス空軍はポテーズ630を80機発注した。 また、スイスが民間郵便機として2機導入している(さすがに武装は省かれたものと思われる)。
いかにもフランス機らしいイマイチさだな、などと思いつつ今日はTAEBO AMPED 入門編。まあ、非力さと無理な欲張りでイマイチなのは、日本機にもよく見られるのだけど。あ、わしもか。
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