トヨタ自動車が系列の部品メーカーに対し、自動車部品の調達価格を2013年までに3割引き下げる計画を通知したことが、22日明らかになった。
[From 部品コストを3割引き下げへ トヨタ、下請けに通知 - 47NEWS(よんななニュース)]
(中略)今後、個別の部品について価格や仕様を部品メーカーと協議し、トータルで3割の引き下げを目指す。
過剰な品質を見直したり、エンドユーザが求めていない機能・サービスを省くことによってコストダウンは可能だろう。しかし、ちゃんとした「協議」になるんだろうか。得てしてこういった数字は一人歩きし、強引な押しつけにつながりがちだが。
今でもかなりの部品は共通化してますよ? レクサスもカローラも内部部品は同じだったりします。
それに通知って、もう内々に春から工賃下げるぜという通達はきてますけど、昔から協議なんてないでしょ。イヤならいいよ、仕事引き上げます……で終わり。特に最近は景気悪いけど、世界一めざして自社の利益を絞り出したがっているから。
投稿情報: まなせ | 2009-12-23 10:26
もし本当に今回も「イヤならいいよ」でいくなら、そこが限界なのでしょうね。
今回はきっと経営者ら自らが部品メーカー、現場を巻き込んで、真剣に協議してくれるものと思います。(棒読み)
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-12-23 10:38
プレス、焼結、樹脂とかを問わず全部品の価格を3割減ですからねえ。中国、東北など与太工場近辺への移転、派遣のさらなる活用、人件費押さえとか、嬉しくない施策が既に実施中であります。サービス残業増えても年収減れば、与太車の買い替えなんてする気も起きんです。
投稿情報: PON | 2009-12-23 23:01
生産拠点に続き、いずれ部品調達も海外に移転してゆく流れでしょうか?
ITで先行している「ケイレツ」の崩壊とグローバルな水平分業化は誰にも止めようも無い流れでしょうが、現状では、国力の筋骨である製造業の空洞化した日本が、後にポツンと取り残される未来ヴィジョンしか見えてきませんね…
投稿情報: ばべる | 2009-12-25 22:45
戦後日本の繁栄は単なるあだ花だったのか。
そうではないとは思うのですが、根本的な日本の強みはなんだったのか。それは今活かせるものなのか、すでに意義を失ってしまったのか。
もしすでにないのであれば、今後なにを学んでいくべきなのか。
そういう論議って、あまり見掛けない気がするのですが、勉強不足でしょうか。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-12-27 09:15
いや、過去を踏まえて、製造業をいかに立て直すべきかという真面目な議論は、あちこちでたくさん行われていると思うのですが…
むしろ多すぎてここで紹介できませんが、ポータル的なところでは、国際自由市場&製造業重視論者の池田信夫先生のブログにリンクがたくさん貼ってあります。
投稿情報: ばべる | 2009-12-27 15:53
>「ケイレツ」崩壊
とうとうこんなことに…
http://sbietc.blog43.fc2.com/blog-entry-930.html
投稿情報: ばべる | 2010-01-11 10:19